●ところで「群像」2014年2月号で岸本佐知子によって編集された「変愛小説集」が読み応えありでした。
「変愛小説集」は「女性に限った」アンソロジーというわけではないですが、今文学界で大活躍中の女性作家たちが纏めて楽しめる。
アンソロジー冒頭を飾っているのが川上弘美の「形見」。
日常的な導入から始まるけれど、どんどん違う世界へ誘(いざな)ってくれる。
出来のよいSF短編のような味わいです。

さあ、スマホばかり眺めてないで、漫画ばかりに熱中していないで、しっかり「本」を読みましょう。