●モスクワ国際映画祭で最高賞であるグランプリを獲得した熊切和嘉監督の「私の男」のヒロインは言わずと知れた二階堂ふみ。
園子温監督の「ヒミズ」で女優として一気にぶっち切り台頭を果たし、さらにその後の目を見張る活躍ぶりは「日本映画史上」というスパンで概観しても「他に誰がいるのか?」という凄まじさです。
同じく園子温作品で「女優」となった吉高由里子、満島ひかりも見事な活躍をしていますが、正直なところ角の取れた役が多くなっている。
二階堂ふみは「一体どこまでボルテージを上げて行くんだ?」と想像できないほどのパワーで進撃しています。

ともあれ、「私の男」鑑賞はもちろんのこと、現代の「3大若手女優」が創造された次の園子温3作品を観ずして現代日本は語れません。

「紀子の食卓」
「愛のむきだし」
「ヒミズ」