●映画「ルーシー」は「脳の可能性」をテーマにしているところが観る前から興味深いのです。
「脳の可能性」は「人間の可能性」と言い換えてもいい。
人間は生涯の内、脳のポテンシャルの中のごく限られた部分しか使ってないというのはよく知られたところですから。
これが100%と行かないまでも、50%でも使えたらどれだけのことができるか?
映画「ルーソー」では何と「100%に至るまで」の可能性を全部見せています。
「ルーシー」では「100%」でどうなると提示しているか?
それは映画を観て確認していただきたいですが、映画らしい映画ならではで、映画館でないとその心地よさは味わえない結末が待っています。
70年代の好ましきアクション映画やSF映画のテイストが強いんです。
リュック・べッソン監督の、商売を離れた、人間観や宇宙観が披露されていると、わたしは見ました。