●末尾ルコ「メディア批評」~「美術手帖」の美術出版社が民事再生法の適応を申請した事実に何を学ぶか?

♪アヌーシュカ・シャンカールを聴いて、ふわああ~~。

2015年3月、「美術手帖」の美術出版社が民事再生法の適応を申請したという報道がありましたね。
「美術手帖」。
わたしもかなり以前はちょいちょい買っていて、近年は図書館で借りていました。(笑)
実は前にわたしの有料メルマガで「美術手帖」について取り上げたことがあります。
その多くは「こんな文章、誰が読むんだ?」という疑問でしたが、それだけ「美術手帖」に掲載される文章は鼻につくものが目立った。
ビギナー向けの企画もあるにはあったけれど、アニメや漫画やAKB48などを取り上げたりして、かなり「悪あがき」の印象も強かった。
何よりも全体のトーンが「ごく僅かの美術好事家ないし現代思想スノッブ」向けであって、「美術ファンの裾野を拡げよう」という意思はまったく感じられませんでした。
「美術手帖」の美術出版社が民事再生法の適応を申請した事実は他分野の人たちも大きな教訓とすべきでしょう。

♪アヌーシュカ・シャンカールを聴いて、ふわああ~~。