●末尾ルコ「バカ論」~「絶叫のオペラ座へようこそ」はパチモン映画か?

さてパチモン映画。
「パチモン」の語義から言えば、「メジャーな映画の設定やタイトルをパクって、とんでもなくアホな作品にしてしまったもの」くらいの説明になるでしょうか、「パチモン映画」は。
映画ってギャグにせよエロにせよグロにせよ、徹底的にバカができる点、テレビとまったく違うし、「画」として表現されるだけに、しかもその中で俳優たちが演じているだけに、小説など文章で表現するよりもずっと「馬鹿度」が伝わってくるんです。
そして(世界にはこんなバカがいて、わざわざ予算組んで映画を作っているんだ!)とある種の勇気(笑)が湧いてくる。(笑)
それが「パチモン(あるいはゲテモノ)映画」鑑賞の大きなメリットなのです。
「バカ」あるいは「馬鹿」とですが、わたしが常に「バカ論」展開しているように、世の中には

「楽しいバカ」
「素敵な馬鹿」(←わたしです 笑)
「困ったバカ」
「度し難いバカ」

などいろいろあります。

それはさて置き、WOWOWでも放送されたのですが、「絶叫のオペラ座へようこそ」。
これはパチモン映画でしょうか?