●末尾ルコ詩D「猫、ウィルソン」篇。

「猫、ウィルソン」

別にコリン・ウィルソンと
ライアル・ワトソンに
凝っていた自分史が
あるわけじゃない
コリン・ウィルソンの本に書いていたようなことは
それを読む前からだいたい知っていたし
でも知っていることを
コリン・ウィルソンの味付けで
確認するという楽しさは
あったさ、
高校から脱出して
パンクだったあの時代

・・・・・

ぶっちゃけて言うと
ぼくはぼくの素敵なネコを
狂いそうになるほど
好きなのさ!