●末尾ルコ詩D「猫、不動」篇。

「猫、不動」

かつて着地の際に
実に楽々とぐらついていた
マチュー・ガニオも
もうすっかり
グラン・エトワールの風格さ

そう、あの夜大阪で
マチュー・ガニオは楽々と
ぐらついていた
そんなマチュー・ガニオが


・・・・・・

ぼくの素敵なネコのために
ぼくは決してぐらつきはしない!