●末尾ルコ「お題 団地妻とはいかなる存在か?」

末尾ルコ「エロティシズムで知性と感性を鍛えるレッスン」

わたし自身は団地なる場所に住んだことはなく、よって現実の「団地妻」なる存在と親しくしたこともない。
知人の中に「団地妻」がいたかもしれないし、15年以上進学塾講師を務めていたから保護者の中に「団地妻」がいたかもしれないけれど、いずれも「団地妻」と意識するわけもなく、さらに昭和の時代にピンク映画などの広告でよく目にした「団地妻」と銘打たれた作品を豊富に鑑賞しているわけでもない。
しかしそうであっても、「団地妻」というキーワードから連想する「和風」と言うよりも「和洋折衷」だからこそ醸し出されるエロティシズムの好ましさは感覚的にとてもよく理解できるのだ。
いずれ「団地妻エロティシズム」に関しても掘り下げていくことになろう。