●ハーリー・レイスVSダスティ・ローデス、その優雅と浮遊感。

末尾ルコ「プロレスで知性と感性を鍛えるレッスン」

You Tubeでハーリー・レイスVSダスティ・ローデスの試合を観てつくづく感じたのは、「ある意味極めて優雅なファイトスタイルだ」ということ。
ハーリー・レイスもダスティ・ローデスも、まったく急がない。
そして技の一つ一つに浮遊感がある。
特にハーリー・レイスのニードロップとダイビング・ヘッドバット。
何なのだろう、この「ふわっと感」は?
今見ると、かつていつも見ていたより、ずっと不思議な感覚になる。
普通に人が空気中を落下していくよりも、かなり遅く落ちていっているように見える。
そう言えば、ジャイアント馬場の16文キックを最も華麗に「受ける」レスラーはハーリー・レイスだった。
これが「大人の味」というものなのか?