●末尾ルコ「『夢見るシャンソン人形』は誰が作ったのでしょうか?」

末尾ルコ「音楽で知性と感性を鍛えるレッスン」

まあ、セルジュ・ゲンズブールの作品でも、『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t’ame moi non plus)』あたりになると、ちょっと(もう、いいよ)感は出てくるけれど、なにせ歌の間ほどんど喘ぎ声が挿入されているから。
映画『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(Je t’ame moi non plus)』も過激な性描写が売り物だけれど、作品的クオリティが高いとは言い難く、何度も鑑賞する気にはならない。
それにしても、粋でポップで、しかも大人の音楽を作り、歌うゲンズブールのキャリアの中に、フランス・ギャルが歌ったあまりにも有名な『夢見るシャンソン人形(Poupée de cire, poupée de son)』も含まれているのには恐れ入る。
わたしは『夢見るシャンソン人形(Poupée de cire, poupée de son)』をリアルタイムで知っていたわけではないけれど、それでもわたしの子ども時代、この曲は「日本の歌」並みに皆に知られていた。
スゴイ。
ところで「歌」と言えば、子どもの頃から好きなヴォーカリストの一人がバーブラ・ストライザンド。
特に『エヴァーグリーン』は、名曲中の名曲だと思うのだが、そうした話もまた後日しよう。

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