●末尾ルコ「パチモン映画の快作、『ロボシャーク vs. ネイビーシールズ』のヴァネッサ・グラスについて語る」。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

『ロボシャーク vs. ネイビーシールズ』とは、「ロボット化した鮫」がシアトルを襲う物語である。
ロボット化しているのであるから、陸へ上って暴れることもできるのである。
なぜロボット化したかと言えば、それは宇宙人の仕業であると言えるのである。
UFOから地球へ投下された謎めいたマシンを鮫が呑み込んだら、すぐに「ロボ」になった。
しかし本物の鮫も出て来なければ、実物大のロボシャークも出てこない。
すべて安手の特撮によって実現されている。
しかし安手であれば安手なりのおもしろい作り方があるのだ。
登場人物の一人に「メロディ」という若い女性がいる。
もちろん出演俳優の誰も知った人はいないけれど、「メロディ」が整った顔立ちでとても綺麗、しかも爽やか。
パチモンホラーやパチモンアクションに美女は付きものだけれど、「メロディ」のように「爽やかな綺麗さ」を持った女優が出ることは稀である。
「メロディ」の名を調べたら、

ヴァネッサ・グラス

であるという。

ヴァネッサ・グラス。

今後別の映画で観る機会があるかどうかは別として、

『ロボシャーク vs. ネイビーシールズ』の中のヴァネッサ・グラスの爽やかにして綺麗な「メロディ」を記憶しておくのも悪くない。

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