●わたしは見た、ニック・ボックウィンクルVSマッドドッグ・ヴァションでクラッシャー・リソワスキーが!

末尾ルコ「プロレスで知性と感性を鍛えるレッスン」

で、突然ですがわたし、ニック・ボックウィンクルVSマッドドッグ・ヴァションを観たわけです、YouTubeで。
1983年にミネソタで行われたとされるこの試合、とてもおもしろいです。
マッドドッグ・ヴァションって、「写真では頻繁に見たけれど、動く映像は全然」という、わたしにとって「まだ動く映像を見ぬ強豪」の一人。
禿頭に顎鬚という分かりやすい外見で、しかも「マッドドッグ」だから、どんなクレイジーなファイトをするかと思いきや、この人、レスリング五輪代表なのですね。
AWAには実力者が多かったのだな。
しかし試合で目を引いたのはニック・ボックウィンクルのやたらと華麗な「受け」のプロレス。
金髪を振り乱し、身も世もなく悶えながら、柔軟な体で相手の攻撃を受けまくる。
リック・フレアーが同タイプだと思うが、ニックの方がよりナチュラルで魅力的です。
そしてこの試合、どうしても触れなければならないのが試合後の乱闘。
クラッシャー・リソワスキーとボビー・ヒーナンが乱入してくるわけですが、クラッシャー先生、

ずっと葉巻咥えたままで乱闘してるし!

劇画の登場人物か!!