●福田こうへいの『南部牛追い唄』で森友学園は吹き飛ぶか?(←象徴主義的タイトルです ふふふ)

末尾ルコ「音楽で知性と感性を鍛えるレッスン」

もともと洋楽中心の音楽ライフなものだから、特に最近の日本の歌(J POP)には気色悪いものが多いので意識的に無視してきたが、それも何かなあというか、もちっと心を開いてみようかという殊勝な気持ちが起こらずと言えど遠からずで、NHKの『うたコン』なんぞを見たりしている。
まあJ POPをほとんど聴かない人間にどうこう言う資格はないのだが、日本にいれば耳に入ってくるので少し言ってみよう。

・女性ヴォーカルの歌には割といいのもあるのだが、男性ヴォーカルの歌に気色悪いものが多い。(個人的意見です)
・おしなべて歌詞が空疎過ぎてやってられない。(個人的意見です)

と言うか、阿久悠や中島みゆきなどが創り出す歌詞世界と比べると、アホみたいな歌詞が多過ぎるのである。

他にもいろいろあるけれど、顰蹙を買うだろうから今回はここまでにして、しかし今の男性歌手でわたしも(これだ!)という人がいないわけではない。
その一人が、

福田こうへい

だ!

少し前の『うたコン』にも出ていたけれど、どうですか、『南部牛追い唄』の見事なこと!
豊でいて透明、そして繊細で雄々しいあの歌唱!
検索すると、事務所とのトラブルが云々と言う情報もあるけれど、そんなこと関係ない。
福田こうへいの歌こそ、現在日本歌謡界(←こんな言い方もうない?)の誇りである。
かしこ。