●末尾ルコ「ウディ・アレン、エマ・ストーン『教授のおかしな妄想殺人』のおもしろさをフランス語で説明する難しさ」その3。

末尾ルコ「映画で知性と感性を鍛えるレッスン」

ウッディ・アレン作品のおもしろさは「台詞」だけではない。
もちろん画面作り、カメラワークなど、映画の裏表を知り切っているウッディ・アレンだから、愉しめる要素は無限にあるのだけれど、わたしがぜひ強調したいのが、

「楽しく間抜けな瞬間の創造」です。

これが随所にあるんだな。

「楽しく間抜けな瞬間の創造」

そしてこれを特に外国語で説明するのが難しいんだな。
わたしずっと、(フランス語で、あるいは英語でどう言えばいいかな)と検討し続けています。

でもですね、「外国語で」というだけではなく、日本語でも当然、

「いい映画をより的確に魅力的に伝える」

というのは大切なんですね。
ただ「おもしろかった」とか、ましてや「ヤバい」とか言うだけの表現は止めて、あなたも誰かに映画の話をする時、あるいはブログやSNSでアップする時、

「より的確に魅力的に」

ということを念頭に、いろいろと工夫してみてください。
知性、感性も磨かれますよ。

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