●「オープン選手権 ダスティ・ローデス VS ヒロ・マツダ」動画視聴しながら、ヒロ・マツダのスタイルと田鶴浜弘に関する思考を巡らせる。

末尾ルコ「プロレスで知性と感性を鍛えるレッスン」

しかし全日本プロレス、1975年の「オープン選手権」、確かに豪華カードが連発されておりますな。
これが80年代後半くらいからだと、「日本のファン受けする外国人レスラー中心」という尺度がはっきりとできてしまったので、試合のレベル一定以上保たれていても、「何が起こるか分からない」という「未知のものにワクワクする感覚」は薄らいだわけですね。
で、

「オープン選手権 ダスティ・ローデス VS ヒロ・マツダ」

を最近観たわけですが、ヒロ・マツダの「黒のショートトランクス+裸足」というリングスタイルはこのご時世、逆に目を引きます。
ある意味「田吾作スタイル」よりもヘンである。
しかしプロレス史的に言えば、あの大スター アントニオ・ロッカが同様のスタイルだったじゃないか!
ヒロ・マツダ、リング上でその肉体を覆っているのは黒いショートトランクスだけ。
これは余程の自信がなければ不可能なスタイルなのではないか。
などと脳裏に走馬灯のようにプロレスコスチューム論が駆け巡りつつ、試合はダスティ・ローデスの巨体をヒロ・マツダが持て余し気味で進んでいるが、ここでわたしは重大な事実に気付いた。
解説が、

田鶴浜弘

先生ではないか!
U~MU,わたしが子ども時代、田鶴浜弘の解説は、「おじいちゃんぽい」との印象だったが、今聞いたら声もけっこう若いぞ!
田鶴浜先生、ごめんなさい!