●末尾ルコ「本当に恋愛や男女関係に興味があるのなら、『近キョリ恋愛』だけでなく、『レボリューショナリー・ロード』を鑑賞すべきである」。

末尾ルコ「映画と恋愛講座で知性と感性を鍛えるレッスン」

『近キョリ恋愛』とか観ていたら、(こんなのを「素敵」と真に受ける人ってどうなんだろう)と感じてしまうがいかがなものか?
ま、わたし、小松菜奈チェックということで鑑賞してみたのですけどね。
まあ少女漫画原作で、その原作をわたしは読んでないけれど、そしてもちろんクオリティの高い漫画、少女漫画が無数に存在していることも知っているけれど、多くの「人気」少女漫画は「漫画だからOK」というストーリーや描写が中心であって、軽々に実写化すべきでないことは誰もが分かっているだろうけれど、「多くの原作ファン」を市場にできるということで少女漫画原作がやたらと多い現在の日本映画界なわけなのですね。
わたしは出鱈目な設定、出鱈目な人物描写が際立つトンデモ映画も好きなのだけれど(おもしろければ、ですが)、それらは社会の中心に「真っ当な映画」が存在しているからこそ楽しめるのであって、現在のようにヒットする映画が「トンデモ」中心では困った状況であるとしか言いようがないのである。

というわけで、「恋愛」や「男女の心理」に興味ある方は、と言うか、誰もが興味を持つべきだと思うのだけれど、
サム・メンデス監督、レオナルド・ディ・カプリオ、ケイト・ウィンスレット主演の、

『レボリューショナリー・ロード』

をぜひ鑑賞していただきたいわけですわ。

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