●三島由紀夫が『小説家の休暇』の中で言及している「コレスポンダンス」。

末尾ルコ「読書で知性と感性を鍛えるレッスン」

三島由紀夫の『小説家の休暇』の中に次のような言葉があります。

「大ざっぱな言い方をすると、古今集の時代には、歌人の信奉した諸観念、月、雪、花、恋、春、秋、などの諸観念は、外界の秩序との間に、完全なコレスポンダンスを保っていた。」

さあ、古今集の時代に戻ろう!とは言いませんが、とても大切な感覚ですね、少しでも取り戻しましょう。