●「悪徳のレシピ、あるいはマルキ・ド・サドも吃驚か」~アイス売り上げNO1の「エッセルスーパーカップ」と「ホヤ」を頬張る山内惠介の話。

末尾ルコ「食の話題で知性と感性を鍛えるレッスン」

「エッセルスーパーカップ」が、アイス全ジャンルの中で圧倒的に売り上げトップなのだという。
それはとても納得できるところだ。
安い、多い、そして味も「ラクトアイス」の中では十分リピートに足るレベルを保ってる。
特にわたしは「エッセルスーパーカップ バニラ」が好みである。

ところで話は変わるけれど、わたしは「ホヤ」という生き物を食べたことがなく、しかし最近いくつかの番組で目にして、(う、こ、これは・・・)と感じた。
「ホヤ」とはなかなかに不気味な形態の生物である。
一見トロピカルフルーツのようでもあるが、ホヤの専門家(?)の人たちがそれをさばいている様子を見ると、内部はヌルヌルぷにょぷにょした状態となっている。
恐るべきことに、指で押すと「ぴゅー」と水分が水鉄砲のように噴出する。
BSプレミアムで放送された紀行番組の「旅人」が若手演歌歌手の山内惠介だったのだが、何と「ホヤが大好物」だと述べる。
(ホヤが大好物?この人はまだ30そこそこの人生の中で、それほどまでにホヤを食べる機会があったのか・・・)
当惑するわたしだが、そうこうしている内に山内惠介は、取れたてのホヤの刺身を躊躇なく頬張り、(マイウ~~)とのたまうではないか!
(こ、この男、やるじゃねえか・・・)と畏敬の念を抱きつつ、一切れの食パンにマーガリンと黒蜜をつけて頬張るおれなのさ。
その食パンは、6枚切りだったぜ。