●末尾ルコ、ついに発見!「口の中を噛んで苦しまない」方法を!山田姉妹の「みずいろの手紙」を聴きながら。

末尾ルコ「生活の工夫の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

重要なことを発見したのである。
その前に、わたしがちょいちょい「口の中を噛んでしまう」ことを再確認しておこう。
6月も17日に噛んで、19日の夕食時にはさらに激しく噛んでしまったのである。
せっかくつばすの刺身を食べていたのに、噛んでから3分間は、痛みと悔しさと腹立たしさで食事を味わう気分が失せたのである。
テレビ画面には朝に予約録画していた『おはよう日本』が映っていたが、和久田麻由子の英顔でさえ噛んで数分間のわたしを慰めることはできなかったのである。
(いったい俺は何をしているんだ!噛む度に、あれほど「もう絶対噛まないぞ!」と誓っているはずじゃないか!俺という人間はその程度の学習能力もないのか・・・)
自分に対する怒り。
口の中を噛んだ事実に対して、誰をも責めることはできない。
しかし確かに、「噛んだ瞬間の得も言われぬ屈辱感」を、翌日にはしっかり忘れているのも事実だ。
(いったいこの堂々巡りをどうすればいいのだ)
テレビ画面は前川清と川中美幸のコラボショーに変わっており、これが案外おもしろかったのである。
(川中美幸、なかなか使えるじゃねえか!)
などと少し得した気分になりながら、ふと閃いたのである。
(そうか、そうだったのか!!)
正に「ユリイカ!」である。
(そう言えば、アラン・ポウの「ユリイカ」をまた読んじゃえ!)などと可愛く別のことを思い浮かべつつ、ついに

「口の中を噛むことで苦しまない」方法

を見つけたのだ!

「勢いよく噛まないこと」!

これだ!これなのだ!!

わたしは硬いものに限らず、柔らかいものでも勢いよく噛み過ぎてしまう傾向があった。
別に勢いよく噛む必要がないのに、そうしていた。
そうすると、口の中を噛む確率も高まるし、噛んだ時には大きな痛みと、時に裂傷に見舞われていたわけだ。
ゆったりじっくりものを噛む習慣をつければ・・・そう、万一口の中を噛んだ時にも、ほとんど痛くないし、裂傷を負う可能性も大きく低まる。

(これからは、やるそ、俺)なとど、山田姉妹の「みずいろの手紙」を鑑賞しながら誓った夜だった。