●2017年全米オープンテニス マッチポイントの「チャレンジ」という問題&「女子テニス(WTA)放送をもっと増やそう運動」その2。

末尾ルコ「テニスの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

プロテニスの世界も多くの試合でちぇれんじシステムが取られているが、「マッチポイントが決まった!」というタイミングのチャレンジは、最も盛り上がるべきクライマックスの興を時に殺いでしまうことになる。
もちろん選手にとっては与えられている権利を使うのは当然だけれど、1回戦マリア・シャラポワVSシモナ・ハレプのマッチポイント、そして2回戦大坂なおみVSデニサ・アレルトバのマッチポイントでも「チャレンジ」が使われ、「勝敗が決した瞬間」の感興を殺いだのは間違いない。