●末尾ルコの母(80歳以上)に守ってもらいたい健康上の覚え書きの一部。

末尾ルコ「日常生活と医療・健康の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

そうなんです、わたしの母、80歳を超えているのです。
でも精神活動は活発にして、気はとても若い。
同年代の俳優や歌手は一切無視して、山内惠介やライアン・ゴズリングに走る辺りがいかにもわたしの母ではあります。
でも今まで様々な病気を経験してきたことも事実。
動脈硬化系のトラブルが主で、ずっと前には「心筋梗塞寸前の狭心症」と言われたこともあるし、脳梗塞の一種で入院したこともありました。
他にもいろいろやっていながら、現在は食欲も旺盛、ほぼ週に一回ピアノのレッスンへ行き、年に3,4回は発表会やコンクールへも出演します。
と言っても、「何十人も出ている中の一人」ではありますが。
ただ、ある時期、「ピアノを続けること」に関しては、わたしは大反対していました。
これまで2回、ピアノ発表会、コンクールの後に体調を崩したことがあり、(続けるべきではない)とわたしは判断していたのです。
しかし体調が回復すると、母は「ピアノはどうしても続ける」と言ってききません。
とても困ったのですが、わたしなりの健康法をいろいろ試してみたり、病院での検査も大きな問題はなかったりで、(どこまで続けたいのなら)と、現在も継続しています。
もちろん今後はどうなるか分からない。
今のところ発表会やコンクールなども順調にこなしていて、ちょっとした賞をいただいたのは去年でした。
それでも、(いつ何が起こってもおかしくはない)との思いは胸に、細心の注意を払いながらやってもらっています。
そんな中思うのは、「生きがいのない人生」ではいけないということ。
何だかんだ言って、母はピアノの課題を練習している時にはとても愉しそうにしています。
歌もとても好きで、コーラスのグループにも参加しています。
高齢ですから、これらのことを、「やる」より「やらない」方がリスクは低いでしょう。
しかしピアノやコーラスをやらなかったからといって、「リスクゼロ」になるわけではないのです。
だからいろんな意味で、余程のことがない限り、母のピアノは応援していこうと考えています。

それにしても、最近右膝痛もやや激しくなってきた母が自分の健康に無頓着なのには難渋しています。
少しでも分かりやすくと思い、次のような内容を書いた紙を最近渡したのです。


・冷静に。(興奮し過ぎない・緊張し過ぎない)
・少しでも調子がおかしければ、すぐに言う。
・適切な水分。
・ゆったりした服装。
・転倒などしないよう、常に注意する。