●私の腰痛との戦いの歴史・・・「ブリッジ」は効果的か?

末尾ルコ「健康・医療の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

このところ日々のエクササイズにブリッジを取り入れている。
実はわたしは長年腰痛に悩まされており、「ずっと悪い」とか「どんどん悪化」とか、そんな状態ではないけれど、「ほぼ消失」状態の期間もあれば、「どうも今一つ」状態の時期もあり、現在は約2年ほど前から「今一つ」状態が続いている。
もちろん、「最悪腰痛」の時期と比較すればたいした症状ではないけれど、それでも日常生活にはやや差し障っている。
「最悪腰痛」の時期はもうずいぶん前になるけれど、それはもう耐え難い苦しみであって、特に苦しかったのは、「椅子へ腰かけた状態でどんどん痛みが増してくる」症状だった。
日常生活の中で仕事をしたり寛いだりするのは、「椅子へ腰かけた状態」の場合がほとんどで、その時間に苦痛がどんどん増してくるわけだから、ほとんど毎日拷問を受けているような感覚だった。
他にも様々に苦痛に苛まれる症状が出たが、よくぞあの時期の腰痛を病院へも行かずに乗り切ったものだと思う。
当時の腰痛に対しては、結果的に「スクワット」が効果的だった。
それは「わたしの症状に対しての効果」であって、「万人にお薦め」する気はまったく無い点はご理解いただきたいが、とにかく苦し紛れに始めたスクワットをある程度の期間行ったら、猛烈な腰痛が無くなったのは事実である。
そこまでの苦しみではないし、現在の腰痛の原因は、「2~3年前にエクササイズをかなりサボった」ことが原因であるのは分かっているけれど、しかしこれがなかなかしつこいのである。
ストレッチやヨガなどの本も何種類か買い込んでいるが、なかなか「毎日1時間のまとまった時間」をそのために取ることは難しく、どうしても「空いた時間に少しずつ」になってしまい、やや中途半端ではあるとの自覚はある。
そんなこんなで燻っていたのだが、ふと数日前に「ブリッジ」を試してみたところ、何と翌日から腰痛が軽減しているのである。
(なるほど、ひょっとしたら今の自分に必要なのはブリッジなのかも)と思い至ったわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)が、もちろんプロレストレーニングが生活の中心だった中学時代のようにハードなブリッジではない。
「手を着かず、額で支える」ようなブリッジは現在すぐにはできず、思えば中学時代に既に「額で支えるブリッジは前頭部の髪を減らす」説が一部で吹聴されており、説を知ってからは、「額を着けずのブリッジ」を実践していたではないか。

というわけで、これも「現在のわたしの状態に合っている」のに過ぎない話だけれど、「心身の状態」は、世界に一人として「まったく同じ」ということはあり得ないのであり、できる限り「自分のことは自分が一番知る」を目指すべきなのである。