●大寒波の2018年冬に生足でバケツ(?)柚子湯を使う酒井千佳は「天気の逸女」か?&2018年1月は山岸涼子読みまくりのわたしです(←山田姉妹「みずいろの手紙」風に)。

末尾ルコ「天気と漫画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

思わず、「ちっ!」と舌打ちをしながら、夕刊を人差し指で弾いてしまった。
夕刊の何が気に入らなかったのかって?
天気予報さ。
1月終盤のある日のこと、翌日の天気予報を見ると、最低気温が「-3度」などと書いてくさる。
数日前の週間天気予報ではその日は「0度」だったはずなのだ。
念のため確認してみると、確かに「0度」となっている。
(前日になってさらに気温を下げられちゃあたまったもんじゃありませんぜ・・・)
そう、こんな時、何か気象庁が意地悪しているような気分になる、まだまだ人間が練れていないわたしである。
テレビでニコニコしながら、「まだまだ寒さが続きます~」などとのたまっている気象予報士を目にすると、(お前のせいじゃないのか!)と一蹴ではあるが思ってしまう、人間が練れてないわたしではある。
もちろん気象予報士のせいではない。
ましてや『おはよう日本』の酒井千佳に責任を負わせるつもりもない。

そう、『おはよう日本』の酒井千佳。
夏でも冬でも早朝から野外で天気予報を伝えるボルテージの高い女。
リオ五輪の時期にはほぼ連日、いろんな競技のコスプレで視聴者を愉しませ、あるいは呆れさせた京大卒のパンクな天気予報士。
とは言え、顔だちもプロポーションも、ある意味「キレっぷり」もなかなかのものである酒井千佳をの言動をわたしがとは「愉しんでいない」とは断言できない。
なにせ真冬の野外でバケツに一個柚子を浮かせて、「やっぱり柚子湯はいいですね~」と生足を浸していた傑物である。
わたしでなくとも怪訝な気持ちになるだろう。
(いやそれ、バケツに真冬に湯を入れても、すぐ冷めるんじゃないの??)
となれば酒井千佳、真冬の早朝にほとんど冷めた、そう、「かつて湯であった液体」に生足を浸していた可能性もある。
もちろんその日、酒井千佳にとっては天気よりも、自らが風邪をひくリスクよりも、「生足を見せる」ことが重要だったのかもしれない。
ではひょっとして酒井千佳は、

「天気の逸女」(←紫雷イオ)ならぬ、

「天気の逸女」なのか?


ところでわたしはこの1月から2月にかけて、山岸涼子の漫画、特に『舞姫 テレプシコーラ』と『レベレーション』を中心によく読んでいる。
どちらも「さすが!」としか言いようがなく、小説でもない映画でもない、「漫画ならではの表現」ということをあらためて考えさせられた。
山岸涼子については折に触れまた書いてみたいが、ちなみに『舞姫 テレプシコーラ』はバレリーナを目指す少女たちの話、『レベレーション』はジャンヌ・ダルクが主人公である。