●フランス人フェノン(仮名)の大好きなフランス人男優トップ3から、わたしが「花の中三トリオ」に興味を持てなかった理由がアガサ・クリスティー。

末尾ルコ「フランス語会話と映画とエロティシズムの話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

2月2日、いつも通りフランス人フェノン(仮名)と会話。
その朝も寒くって、(起きるのしんどいなあ)と弱気だったのだけれど、行けば盛り上がるのは間違いないのである。
フェノンは例の「野菜ジュースダイエット」期間を終えたという話だが、今回は何と3週間も「野菜ジュースのみ」で過ごしたそうだ。
よく聴けば、「20年前」からやっているということで、(すげえ・・・)とは思ったし、わたしもそんな感じのダイエットと言うかデトックスと言うか、興味はあるのだけれど、そもそも野菜ジュースを作ったり片づけたりする時間がなかなかないわけである。
ちなみにフェノンの「野菜ジュースダイエット」は何冊も専門書を勉強した上でやっているのであって、わたしはそのような本をじっくり読んだことはなく、まあ一つ言えるのは、「やるなら、しっかり勉強した上で」ということである。
インチキ臭い「健康本」を読んで、「勉強した気」になってはならない。

その日のフェノンとの対話の中心は、「今のフランス男優について」であって、現在の日本はフランス映画自体の情報が少ないけれど、さらに言えば、女優より男優の情報が少ないことは明らかで、情報があってもお粗末で貧しい場合も多く、ならばフェノンに「生の意見」をどんどん尋ねようと、当然の帰結に至ったわけである。
この話題、今後もどしどし記事にしていくつもりだが、取り敢えず「フェノンが現在最も敬意を抱いているフランス人男優」は、

ヴァンサン・ランドン
ダニエル・オートウィユ
ブノワ・マジメル

の3人であることを記しておこう。

話はがらりと変わるが、「鼻の中三トリオ」・・・いや「花の中三トリオ」である、
この3人、わたしはすべてまったく興味がなかったのだが、その理由の一つが分かったぞ!
もちろん単に「個人的な好み」に帰結させるのが一番シンプルだけれど、その「好み」の内容がより具体的に明らかになったのだ。
もちろんこの平成の世の中で、わたしがいつも(何で俺は中三トリオのファンにならなかったのだろうなあ)と考え続けていたわけではない。
突如「一つの理由」が降臨して来たのだ。
そう、

「3人とも、かなりのショートカットだった」。

う~ん、『弁護側の証人』並みの大どんでん返し!(←一人悦に入る)

「人間、内面がすべてである」けれど、恋愛においては、(あの人とどれだけお近づきになりたい)かを判断する大きな要素は「外見」である。
そう言えば、『ウルトラセブン』のアンヌ隊員、ひし美ゆり子。
番組の途中から耳を出すショートカットになり、もちろんそれで「嫌い」になどなりはしないけれど、最初のヘアスタイルのままで全うしてほしかったと今でも残念に思っている。
何度観てもおもしろい不朽の傑作ドラマだけに。