●ギネス「最も栄養価の低い野菜」の謎と『新宿中村屋スリランカ式スパイスカリー』感想なども。

末尾ルコ「食の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

三月半ばあたりから、急に野菜の価格が下がったし!
何だこの極端な変わりようは。
などと言いながら、胡瓜も逞しいものが店頭に並ぶようになって、ほぼ毎朝食べているのだが、キュウリってあまり栄養がないのでは・・・。
と思い調べてみると、何とその内容は「九〇%以上が水分」であり、「最も栄養価の低い野菜」としてギネスに載っているという情報があるではないか!
え~~~~?!!!!
いや、そこまでとは知らなかった。
「栄養価が低い」というのは薄々は分かっていたけれど、調べれば、(お!案外こんな栄養があったんじゃん、キュウリも隅に置けないねえ)的な情報に行き当たるかも・・・などと想像していたわたしはまだまだ甘ちゃんだ。
ではわたしが朝、キュウリを食べ続けている意味や意義は何なのか?
キュウリには味らしき味もさほどない。
安くなったといっても、もやしほど安いわけではない。
それだけでは味気ないのでドレッシングも必須となる。
キュウリよりも安くボリュームもあるバナナはいつだってスーパーに置いてある。
わたしはなぜ、毎朝キュウリを食べているのか?
答えはあの「ポリポリ感」と「野菜から染み出る水分の心地よさ」にあるのか?
わたし自身を納得させる答えはまだ出ぬまま、わたしは今朝もキュウリを食べた。
キューピーの「すりおろしオニオンドレッシング」をかけて。

そしてある日、わたしは「レトルトの日」のメニューとして、『新宿中村屋スリランカ式スパイスカリー』を選んだのである、普段買ってるレトルトより100円ほど割高だったというのに。

『新宿中村屋スリランカ式スパイスカリー』には2種類のルーが入っている。
「ビーフカリー 中辛 120g」と「野菜と豆カリー 中辛 80g」だ。
パッケージを見ると、この2種類のカレーをご飯の両側にかけ、まずはそれぞれのカレーの味わい、次に混ぜて味わう食べ方が提案されている。
(何か、本格的っぽい!)と飛びついたわたしなのだが、感想をひとこと述べておけば、「美味しいけれど、だからって、凄く美味しいとまでは行かなかった」であろうか。