●門脇麦の愛読書が、『夜と霧』とは素晴らしいじゃないか!

末尾ルコ「映画と読書の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

4月1日放送の『情熱大陸』で取り上げられていたのが女優の門脇麦であって、いや、なかなかよかった。
番組中に取材者の「カメレオン女優と呼ばれることについてどうですか?」的質問に対し、「雑な質問ですね」的に微笑しながら応えていたのも素晴らしい。
日本は特に「お粗末な質問」が多いのだわ。
そして門脇麦の座右の書的本が、『夜と霧』(ヴィクトール・フランクル)というのにも唸らされた。
『夜と霧』はもはや「古典」と読んでも差し支えない歴史的書籍だが、「現代を生きながら、古典を愛する人」・・・わたしはそうした人たちの知性や感性に強く信頼を寄せる。