●案外おもしろかった映画『銀魂』だけれど、「高杉晋助」役の堂本剛はいただけなかったと主張すればKinkiのファンが怒るのか?

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を鍛えるレッスン」

意外と愉しめたのが映画『銀魂』であって、わたしは原作漫画は一度も手に取ったことさえないのだけれど、それでも2時間強、退屈せず、不快な気分を味わうことなく(笑)鑑賞することができた。
「不快な気分を味わうことなく」とわざわざ書いたのは言うまでもなく、近年の日本映画やテレビドラマ、愉しむどころか不快になる作品が多いのですわ。
『銀魂』は昨今の邦画やドラマによくある「小ネタ連発」系の作品だと言えるだろうけれど、嫌みがないのがよかった。
特に目立ったのが「神楽」役の橋本環奈であって、小柄で童顔な特性が上手く行かされていた。
『セーラー服と機関銃』がコケたのにめげることなく頑張ってほしいかな、と。

キャストで問題だったのが、「高杉晋助」役の堂本剛で、明らかに一人浮いていたし、演技も雰囲気も物足りないばかりだったのだが、それでも「ファン」にとっては「サイコー」なのだろうね。
ま、このブログを読んでいるKinkiのファンはそうそうおるまい。