●この夏、ゴールデンキウイをよく食べるわたしは常に、「希少な食材の価格と味」に疑問を持っている~疑問と言えば、炎天下の甲子園応援、酷暑の今年も普通にやるのか?

末尾ルコ「社会観察で、知性と感性を鍛えるレッスン」

このところ夕食の食材としてよく利用する野菜がニラともやしである。
「どうしてそれらをよく使うの?」とおませな少女に尋ねられたとしよう。
わたしは即座に、「安いからさ!」と答えることができる。
しかし一旦落ち着きかけていた野菜の値がまた高値で安定してきた。
高知特産のニラもこのところ高い。
この前の豪雨、そしてその後ずっと続く酷暑の影響は必ず野菜、そして物価総体に影響してくる。

スーパーへ行って、安定してリーズナブルな価格で提供されているフルーツがバナナとキウイだ。
どちらも栄養豊富である。
ビタミン類、抗酸化物質も多く含まれているという。
テニス選手も試合中、ベンチに座っている時にバナナを食べることが多い。
バナナはかつて高級フルーツだったというのに需要供給の関係で、「庶民の味」と言うか、マスクメロンやマンゴーなどと比べてまるで「味まで劣る」ように捉えられる傾向があるけれど、わたしは特に食材に関してこうした一般的風潮には与しない。
要するに、「希少だから、高い」というのはどんな分野の価格も同じだけれど、「希少だから、高い=味もよい」ではないし、「豊富な供給量があるから、安い=味も大したことない」でもないのだ。
しかし、「そう」認識している人って、けっこう多いですよね。
この「問題」については常にわたし、半ば憤っているので、いずれじっくり追及するつもりです。

キウイなんだけれど、スーパーにはグリーンキウイとゴールデンキウイが普通置いてあって、20~30円ゴールデンの方が高いけれど、甘みはとても強く、夏場の朝食には相応しい。

夏場と言えば、「夏の甲子園」だが、高校野球選手たち、どうしてあんな暑そうなユニフォーム着て炎天下で試合できるのか、以前から不思議だ。
しかも今年は毎日のように「危険」という言葉が使われる猛暑であるのに、生徒を動員しての応援など、いつも通りやるのだろうか。
もとより炎天下の甲子園客席へ、「ただ応援するため」に動員されるなど、わたしの感覚では「まともじゃない」のだが、しかも連日「危険」レベルの暑さである。
さらに言えば、「夏休み中」である。
もちろん学校によって、「どれだけ強制か」は差があるのだろうけれど、それにしても、である。
幸いわたしが通っていた高校は甲子園とかほぼ関係なかったけれど、もし高校時代に「夏休みは甲子園へ応援へ行くぞ!」と強制されたら、わたしなら、即刻自主退学するだろう。
いや、せっかく入学したのに自主退学も何だから、「炎天下の強制応援」という理不尽に対して戦うだろう。