●夢か幻か?「貴乃花引退」だけでなく、大相撲だけでなく、日本の前近代性に最適の解決法を提案?~ファン・ビンビン行方不明の某国も吃驚か??

末尾ルコ「社会観察とセンス・オブ・ユーモアのレッスン」

大坂なおみが中国で開催されるトーナメントのために日本を離れたと思ったら、測ったように「貴乃花引退」騒動と、ワイドショーネタは尽きませんな。
わたしは大相撲にはさほど興味がないのでこの件について特に言及はしないけれど、どうせなら相撲協会は、「自分らは前近代的伝統を変えずにやっていきます」と宣言すればいいのではないかとさえ感じる。
なまじっか「スポーツです」という見せかけを取るから、「現代社会では考えられない」という反応が出るのであって、「自分らはスポーツではなく、前近代をそのまま保存した電灯芸能であり、神事であります。だからそれについて文句言われても困ります」と、こんな感じで。
もちろんNHKを含め、どこの放送局もスポーツとしては扱わない。
中途半端に「スポーツだもん」的なポーズを取っているからいろいろツッコまれるわけで、ここは大相撲もきっぱりとプロレスのように、「スポーツニュースで扱われない存在」となってみてはどうだろう。
と、わたしも大相撲について「常に心を痛めている」者ではないのでかなり適当なことを書いているのだけれど、どうせ真剣に近代化するつもりなどないのに、「ちょっとずつやっているふり」をするよりも、ここはどうだろう、日本のどこかに

「前近代保存特別経済区域」

を設け、この場所に大相撲だけでなく、『日本の前近代をすべてぶち込むのだ!
そこではアメフト部のメンバーが殺人タックルを繰り返し、体操のコーチは10代の女性選手を思いっきりぶっ叩き、そしてハグする(笑)。
それだけではない。
本気で戦国や剣豪に憧れる人たちも集い、小規模な(笑)合戦をし、真剣勝負の殺し合いをする!
もちろん忍者は特区の至る所に潜み、諜報活動を展開し、敵(笑)に見つかりそうになれば、「ドロン」する。
どうです、「前近代保存特別経済区域」!
国内外から圧倒的な観光客を集めるに違いない。
さらに特別サービスとして観光客は、10式戦車(ひとまるしきせんしゃ)に搭乗し、『戦国自衛隊』な気分を味わう・・・う~む、世界中から観光客が殺到しそうだ。
しかし油断は禁物。
日本でバカ受けしたことは、このところ女優ファン・ビンビンの行方不明事件で盛り上がる(笑)東アジアのでっかい某国が真似するのは必定ではある。
しかし巨大アトラクションでは某国に太刀打ちできないが、日本の前近代文化には中国、おっと某国(笑)では探すことが難しい高度な洗練や、子どもから大人まで大好きな忍者が大きな強みだ。

さて、このような文章を読んで、あなたはどのような感想を抱くだろうか。
ここにはわたしの本音もあり、冗談(ブラックな)も当然ながら混在している。
人間って、本来はそういうものでしょう?