●わたしが『くら寿司』で食べた「ニギス天寿司」とは一体何なのか~美味しかったですが。

末尾ルコ「外食産業と魚の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

このところ『くら寿司』へ行く頻度が高くなっている一番の理由は、最寄りのファミレス(くら寿司はファミレスのカテゴリーですよね)の中で母が一番気に入っているからに他ならない。
ファミレス・・・しかしちょっと調べた範囲では、回転ずしをファミレスに含める例は見当たらない。
けれど広義には回転寿司店はファミレスではないか。
何よりも家族連れが多い、というのは、わたしがよく足を運ぶ高知の『くら寿司』で見かける光景なのだが。
ま、厳密な定義とかではなく、ここでは「家族連れでもOKで、比較的リーズナブルな外食店」ということでお話を進めよう。

わたしの家から車で10~15分程度で足を運べる「ファミレス」をざあっと挙げると次のようになる。

ガスト
びっくりドンキー
くら寿司
スシロー
寿司一貫
吉野家
すき家
ココス
一汁三菜食堂
かつや
餃子の王将
大阪王将

他にもあるけれど、まあ「ざあっと挙げたら」というところでこんな感じ。
ここにはローカルエリアのみの外食店も含まれています。
なぜか高知市には、『餃子の王将』と『大阪王将』が車で5分以内の場所に立地しているのだな。
この中でわたしがよく利用するのが、『くら寿司』『びっくりドンキー』『一汁三菜食堂』です。
『一汁三菜食堂』はローカルなチェーン店だが、小さな皿に盛った一品料理をセルフ方式で取っていける、昭和の食堂のイメージの店である。
気軽に足を運べる条件として重要なのが「リーズナブルな価格設定」だけれど、『くら寿司』と『一汁三菜食堂』は1000円前後で十分な満足感が得られるところもいい(←個人的感想です)。
『びっくりドンキー』だとわたしの場合、どうしても1500円くらいになってしまうのだな。(←個人的経済感覚です)

そう言えば、行きつけのカフェでわたしの背後のテーブルに陣取っていた女性2人組が会話の中で、「くら寿司は不味いから」とかのたまっていたが、そう、食べ物の好みは個人的嗜好を超えることは困難なものである。

わたしが『くら寿司』でよく食べるのは、

こはだ、真いわし、あじ、まぐろユッケ、味玉、かけうどんなど。

この前、「ニギス天寿司」を初めて食べたが、サクサクしてなかなか美味しかった。
「ニギス」という名は初耳だったが、次のサイトで詳しく解説されている。
 
https://www.zukan-bouz.com/syu/%E3%83%8B%E3%82%AE%E3%82%B9

その中の「基本情報」を引用させていただこう。

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キス(シロギス)とはまったく別系統の魚。姿形が似ているところからきたもの。底曳き網の盛んな地域で比較的よく食べられている。
関東などには鮮魚よりも主に干ものとして流通。関西以西では「焼きぎす」など独特の加工品もある。
刺身、天ぷらなど鮮魚として利用して非常に味のいい魚。もっと鮮魚としての利用が増えるといい。

(『ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑』より)

・・・

このような情報を読むのも愉しいものですな。