●我が母、心臓バイパス手術後1週間目、HCUへ転室なる~この期間のわたしの朝食と『スナックサンド よこすか海軍カレー』プチ感想~ああ、ハイパーアクション『キング・アーサー』の退屈。

末尾ルコ「母の話、映画の話題」


3月24日(日)

心臓バイパス手術後ちょうど1週間目。
午後2時30分の面会。
母のベッドエリアへ入ると、看護士と何やら話をしている。
「29歳?えらい若いねえ」と笑う看護士。
どうやら年齢の話をしているようだ。
母はもちろん29歳ではない。
わたしが近寄ると直ぐに気づき、青年月美を尋ねるとしっかり答えられた。
看護士相手に適当なことを言っていたのかもしれないが、それとも朝も夜もないベッド生活なのでぼうっとする時間がけっこうあるのは間違いない。
昨夜気になった体温(深部体温)を見ると、37.9度。
今はこんなものなのか。
この時間担当の看護士は初めての人だったが、なかなかに愛想がよくて、丁寧に説明してくれる。
ちなみにここまでのところ、担当してくれている看護士はすべて女性である。
「昨夜、左手がちょっと力が入らないようにも言われてましたが、普段からお母さんは左がちょっと弱いですか?」
「うーん、そんなこともないんですが」としばし母の左手の状態をチェックしてみるが、特に大きな問題があるようにも感じられなかった。
しかしもちろん油断は禁物である。
半年に一度脳動脈をMRIでチェックしてはいるけれど、脳梗塞などのリスクも常に考慮していなければならない。
ただ、「この後HCUへ移りますので」という知らせ。
つい10日ほど前にHCU→一般病棟ととんとん拍子に行った後に2度目の発作が起こってしまったが、今回は大手術を経てのことだ。
嬉しくないわけがない。

・・・

この時期わたしの食事は、「店で買ったものをそのまま食べる」というパターンがほとんどだが、例えば3月24日の朝食は次のような感じだった・

フジパン『スナックサンド よこすか海軍カレー』(2つ入り1袋)
トースト1枚(マーガリン塗布)
サンキスト『9種類のくだもの野菜』
みかん1個

野菜類がどうしても足りなくなるので、一日2回は野菜(果物)ジュースないし豆乳加工ドリンクを飲むことにしている。
『スナックサンド よこすか海軍カレー』なのだけれど、カレー部分が少ないのがいただけなかったと、小さな感想を記しておこう。

・・・

家庭で映画を鑑賞する際、母も観る場合は邦画を選ぶことが多い。
洋画はどうしても時代背景とか各国事情とか母には理解し難いものが多くなってしまうのだ。
だから録画している邦画は今の時期滅多に観ずに、母の興味を惹きそうにない洋画を中心に観ているが、ガイ・リッチー監督の『キング・アーサー』ははちょっと酷かったな。
ガイ・リッチーは『シャーロック・ホームズ』もハイパーアクションにしてしまっていて、そちらは興行的には成功しているようだけれど、そして「今の観客たち」の興味を惹くためのハイパーアクション化のすべてを否定するつもりはないけれど、せめて「静と動のバランス」派取れないものだろうか。