●我が母、心臓バイパス手術後11日目、鼻の酸素チューブと「退院支援計画書」~わたしはいかに「タンパク質」を摂取し始めたか。

末尾ルコ「母の話、健康と食事の話題」

3月28日(木)

手術後11日目

午後2時の面会

ベッドに横たわっている。
鼻への薄めの酸素を含め、まだいくつか管は繋がっているが減っている。
食事ができ始めているから、食事代わりの点滴はない。
旨の辺りに装着されていた心電図などのモニターも外されている。
鼻への酸素チューブについて看護士は、「まだ鼻のチューブを取ると酸素レベルが下がるので」と説明した。
酸素チューブが外れればさらに気が楽になるのだが、焦ってはならない。
入院後3日ほどでほとんどチューブが外されたが、その翌朝に発作が起こり、バイパス手術に至ったことを忘れてはならない。

看護士が「サインしていただきたい書類がありますので」と言って数分後、
「退院支援計画書」と書かれた紙を持ってきた。
母に関する「退院支援計画書」の要点は次のようなものだ。

・・・
「退院支援計画書」

・病名 心疾患

・退院に係る問題点課題等
〔手術後の活動制限、せん妄症状により日常生活動作が低下する可能性があります〕
退院後の療養先
病状の不安

・退院計画の目標
退院後の療養先を決定 転院・施設の選定
今後の治療の継続に対しての計画の立案(かかりつけ医との連携)
その他(日常生活動作の維持、強化

・予想される退院先 在宅 リハビリ病院

・・・
他にも記されていたことはあるが、おおまかにはこのような内容で、まあもっともなことばかりである。
手術直前執刀医が言っていたのは、
「高齢者の場合手術後の入院は2~3週間、その後リハビリ病院へ転院してもらいます」だった。
わたしも母も当然「在宅」を求めているけれど、ある程度以上「しっかり日常生活を営める状態」にならないと、本人もしんどいばかりだろう。
「生命維持」に関しても常に油断せずにいるべきだが、今後のリハビリの重要性がいかに大きいか、実感として痛感されてきた。

・・・

母入院中のわたしの食生活についてだが、当初スーパーやコンビニのスパゲッティや焼きそばなどが中心となり、タンパク質が不足していたことは既にお伝えした通りである。
人間の基本的栄養素として、「糖質・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル」をバランスよく摂るべきなのは言うまでもない。
母入院当初、わたしの食事が「糖質過多」になっていたのは明らかで、麺類、(スーパーの)丼物、パン類などがほとんどだった。
この状況が続くと、体の方も(どうもおかしいな)と感じるのだろうか、自覚的にも(ちょっと違うな)という感覚はあった。
で、スーパーの総菜コーナー(笑)で、格安でてっり早くタンパク質が摂れそうなのが、鶏肉料理。
しかも唐揚げとではなく、照り焼きとか狩人風(?)とかいうやつを選び、(タンパク質、タンパク質)と唱えながら食べたものである。
さらに手軽なのがチーズ、ヨーグルト、豆乳であり、これらは適宜食べるようにしている。
今後は冷奴などもいいかもしれないな。