●我が母、心臓バイパス手術後闘病記、手術後16、17日目、なぜ病院食を残すのか考えてみた。~ええ加減、「春」になれっつーに!

末尾ルコ「母の話、天気の話題」

4月3日(水)手術後16日目

午後7時の面会。

母は昼間の話通り、「感染者用」の個室にいる。
ナースステーションに挨拶すると、「面会時間は短めに」と言われる、「短めというと、どのくらい?」と尋ねると、少し考えた後、「30分くらいですかね」と答えた。
明確な基準はないように感じた。
まだ食事を下げられておらず、かなり残している。
母はこの時点で「極めて柔らかい食事」内容となっており、天敵から経口摂取へと変わった段階ではまだよかったが、毎日見た目が同じようなものが出るので、既に配膳される段階で(うんざり)という表情になっている。
主食が非常に柔らかいお粥であるのも辛いところだけれど、それ以上に「おかず」がすべて「素材を裏漉しし、形を整えたもの」のようで(わたしにはそう見えますが、確実な情報ではありません)、栄養バランスは計算されているだろうけれど、イメージとしては一昔前の宇宙食といった感じで、継続的に食べるのはわたしでも敬遠したくなるだろう。
と言っても、食べてもらわねば体力回復も遅れるし、今後の大きなポイントの一つは、どの段階で「より普通に近い食事になるか」だと思う。
母が点滴から「とても柔らかい経口食」へ移行したのが3月26日だったが。

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それにしても今週は冷え込み、もうまったくうんざり。
週末はちっとは暖かくなるというけれど、次のような記事も見かけた。

今週末は花見の前に「花散らしの風」か
https://news.yahoo.co.jp/byline/nyomurayo/20190404-00120866/

(ああ、どうせまともな春などなくて、寒さが終わったら間もなく猛暑が来るんだろう。へん!)と悪態もつきたくなる。
毎年のような気もするが。

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4月4日(木)手術後17日目

午後12時30分の面会。

母はまだ「感染症患者などのための個室」にいる。
ちょうど昼食の最中だがまるで食指が動いてないようだ。
「なるべく食べて、体力をつけんと」と勧めても一向にスプーンは動かない。
しばらくして担当の看護士が入ってきた。
「朝食はほとんど食べたんですけどね~」と。

母がこのところ食事を残すことが多くなっている原因を自分なりに書き出してみよう。
1病院食(しかも「とても柔らかい」)に飽きている、口に合わなくなっている。
2そもそも大手術の後だから、食欲が落ちてい居る。
3入院前、家では1日二食だったので、1日三食は回数としても多い。
4もともと好みでないものは食べない。
5入院中であり、リハビリはしていても動く機会は少なく、お腹が減ることが少ない。

など。
わたしであれば好みに合わなくても「体力をつけるための薬のようなもの」と割り切ってできるだけ食べるのだが、母にはそうしあ分別は希薄なのでもある。

「クロストリジウム・ディフィシル感染」については、悪くなってはいないけれど、まだ「治った」とも言えない状態であるという意味の説明をこの日は受けた。
ただ鼻の酸素チューブがない状態が普通となっており、口は達者と、こうした点は「いつもの母」に戻りつつある。