●我が母、心臓バイパス手術後闘病記、29日目、リハビリを困難にする腰痛問題が浮上も、シュークリーム完食。~過酷でかつヴィヴィッドな看護士の仕事についてまた考える。

末男ルコ「母の話、医療健康の話題」

看護士の仕事についてもう少しお話を続けると、高知赤十字病院でわたしの母が入院している、そしてしていたICU、HCUを含め、美形の女性が比較的多い・・・というのは余談であるが、何かこう他の職種の女性と比べるとアクティブというか、「最前線で生きている」感が強い。
まあ別に他の職種の女性も皆さん(というほどでもないだろうが)頑張ってらっしゃるのだろうが、例えば銀行など金融関係へ行くと、どよ~んとした空気を感じることが多い。
もちろん看護士すべてがアクティブで、金融関係職員すべてがどよ~ん、というわけではなく、個人差はあるのだけれど、相対的に見ればそんな印象なのだ。
では看護士はなぜ、「最前線で生きている」感が強いのか、わたしなりに考えてみたが、まず何と言っても、「人間の生命を守り、育む最前線である」こと。
それだけに過酷な業務となるけれど、そしてそうした業務に対してどれだけのプライドを持って臨んでいるかは個人差があるだろうけれど、いずれにしても仕事中の看護士たちには、ベテランはもちろん、若くても他の職種ではあまり感じない風格が感じ取れるのだ。
別に看護士を美化しようというわけではない。
弟が病院勤めでもあり、「看護士に関するいろいろなお話」は耳にしているが、そうしたことを踏まえた上で、(凄いなあ)と感じているのである。

さらに看護士をよりヴィヴィッドに見せているのは、「常に動く必要がある」仕事だからだろう。
まあ単純に言って、デスクワークと比べると血流も促進されるのであるし、顔色とかも生き生きするのは自然なのである。
その点、椅子へ座りっ放しの仕事はなかなか顔色生き生きとはならないのではないか。
個人差はあるだろうけれど。
もちろんここでも、看護士の中には多忙過ぎて生き生きどころじゃない方も多くいることは理解した上でのお話である。

看護士はただ動き回るだけでなく、力仕事の要素も非常に濃厚で、全体的にしっかりした体形の人が中心となっているように感じられる。
行きつけのカフェで医大生や看護学校生がよく勉強しているのだが、この時点ではさほどしっかりした体形の学生は見かけない。
仕事に就いてから、徐々に相応しい体形に変化していくのだろうか。

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4月16日(火)手術後29日目

午後12時の面会

カーテンを寄せて母のスペースへ入る。
ベッドで看護士に昼食を食べさせてもらっている。
(またどこか調子が悪くなったのか?)と思ったが、この日は腰の痛みが強くて車椅子に座っていられず、この状態なのだそうだ。
例の「転倒」の影響はまだまだ続いている。
既にレントゲンは撮っており、それによると「異常なし」だったが、この日また「角度を変えて撮ってみるかも」と看護士は言った。
リハビリプランも本格化してきた折、こうしたことが長引かねばいいが。

看護士がスプーンで運ぶ昼食は嫌々口へ入れていたが、いつもの『テルミール ミニ』は完飲し、差し入れのシュークリームも飢えた猫ちゃんのようにどんどん食べた。