●我が母、心臓バイパス手術後闘病記37日目~この日、雨降る朝からA病院へ転院。~わたしが驚いた介護タクシーの料金とは。

末尾ルコ「母の話、健康医療の話題」


4月24日(水)手術後37日目

この日に転院ということで、わたしは午前9時前に高知赤十字病院へ着いた。
まずテレビカードの清算。
家にいる時と比べると母はテレビへの関心が薄くなっているのでカードはあまり減らない。
清算マシン(?)へカードを入れると、260円返ってきたし、もう1枚は丸々使ってないので1000円返却である。
母の病室へ行くと他の患者は朝食中だが母は終わって手を振ってくる。
聴けば、朝食と夕食は比較的よく食べているようだ。
医事課の女性がやって来て、今回支払い分の請求書を手渡される。
詳細は省くが、この日病院に支払った額は12万円弱だった。
これは「2か月分の預り金」であり、ここからいくらか戻って来るか否か。
しかしこれで高知赤十字病院への支払いが終わったわけではない。
かなり素敵な(←ここポイント)看護士が転院先の病院に向けた書類などの説明をしてくれる。
その中の一枚には母の今後の「行動」に関し、「身体的制約なし」と書かれている。
まだ自力で立つこともできぬ段階ながら、この文言は有難い。

一般病棟の母を担当していた医師は、バイパス手術を施してくれた人以外に二人いて、次々と「よかったねえ」と母に握手、挨拶してくれる。
わたしも執刀医と握手する。
日常生活へ向けて、「これからリハビルで頑張る」という段階だとわたしは認識しているが、重篤な心不全で準緊急手術を受けた母にとっては、「転院でリハビル」というのは「大きな成果」であると病院側が認識していることがよく分かった。

介護タクシーのドライバー(かなり年配の男性)が来て3人の看護士が移動用のベッドに移してくれる。
母がエレベータへ乗る際は看護師長を含めて7~8人の看護士が見送りに来てくれた。
看護師長は母の手を握りながら、「今までで一番見送りが多いかもしれん。その性格やったら、あっちでも絶対好かれる」と言ってくれる。
有難い言葉だ。

この日は朝からかなりの雨。
わたしは自分の車で転院先の某病院へ向かう。
これからは同病院を「A病院」と表記しよう。
「高知赤十字病院」は実名で、なぜこちらは「A病院」なのか・・・主に何となくである。

A病院はここ数年母が定期検査を受けに行っているところで、何と言っても自宅から近い。
車で2分ほど、歩いても5~6分である。
しかし到着後わたしは予想外の軽いショックを受けた。
介護タクシーのドライバーが、「料金を支払ってください」と言うので、「おいくら?」と尋ねると、

「5000円を軽く越していた」!

(高っ!)

高知赤十字病院からA病院まで7~8分というところである。
そこでちょっと調べてみたら、例えば加古川市の『介護タクシー こんぺいとう』のサイト(http://www.kaigo-5010.com/feefaq.html)によると、

「時間運賃 30分 2500円
 **時間は、当社営業所出発時から営業所帰着時までの時間です。**」などと書かれている。
う~ん・・・。