●我が母、心臓バイパス手術後闘病記52日目~朝、「気分が悪い」と訴えるも、入浴・リハビリは実行、血中酸素飽和濃度94をさらに上げたい~明確に見えてきた、「一般的リハビリ」の問題点。

末尾ルコ「母の話、健康医療の話題」

5月10日(金)手術後52日目
転院17日目

前日から部屋の母から見える場所に貼り紙をした。
「勝手にベッドを出ようとしない。絶対に」
と書いた。
さすがに母も今回の転倒には反省している深く様子が見られるし、病院スタッフも事あるごとに注意してくれているようだ。
しかし人間、「のど元過ぎれば」はいつだってあり得るので、生涯要警戒である。

この日はまず朝9時くらいに面会。
ベッドで横になっているが声をかけると「気分が悪い」と言う。
朝食時から気分が悪かったとのこと。
「気分が悪い」との訴えから予想される体調不良あるいは疾病は無数にあるが、この朝はどうやら便通との関係だったようで、その後入浴もリハビリも普段通りできた。
この週の転倒・出血事故により、一回分の入浴が流れてしまっていて、つまり事故時に頭皮や髪の毛に付着した血液の一部は凝固したままになっていたので、母もすっきりしたことだろう。
顔と言うか、目の周囲がなかなかすごいことになってしまっていて、転倒当日は特に何ともなかったのだが、2日目辺りから赤黒くなりはじめ、3日目からは紫や黄色も混じり、目の周囲だけはヒース・レジャーのジョーカーのような有様だ。
この部分は直接打ったわけではなかろうが、額を打ち出血などがあると、その下部にある目の周囲に内出血が起こることがあるそうだ。

ちなみにわたしは4度目の転倒があった日から高知赤十字病院では一日2回だった面会を、「少なくとも4回」に増やしている。
これはもちろん自宅のほとんど近所だからできることだが、「1時間くらいの面会を2回、軽く顔を見に寄るのを少なくとも2回」やっている。
きついことはきついが、(ここでやらねば)という強い気持ちがある。
あと、これはおまけであるけれど、一日にしょっちゅう駐車場―病院―階段―病室の間を行ったり来たりしていると、わたし自身の足腰強化に明らかに効果が出てきているというのもある。
日によっては階段正味20回分上がることもあり、こういう機会でもなければなかなかやりませんわなあ。

午後1時ごろの面会時はちょうどリハビリだった。
A病院のリハビリは、「午前と午後に一回ずつ」という原則は固定しているが、時間は日によって異なる。
まあ、作業療法士も理学療法士も多いけれど、患者も多いわけで、日によってのスケジュール調整も大変だろう。
この時間の母の血中酸素飽和濃度は94でやや低めか。
高知赤十字病院で主治医の一人が、「心臓の働きは普通の人と比べるとまだ低いけれど、時間薬が解決してくれるでしょう」と言ったのを思い出した。
この数値も母の身体アクティビティがさらに増えてくればもっとよくなると思うのだが。

ところでこの日のリハビリは母を担当するのが「2回目」だという男性だったけれど、少し見学させてもらって、「リハビリの問題点」をはっきり見つけた。
その点はまた後日書きます。