●我が母、心臓バイパス手術後闘病記70日目~身体障害者手帳のサービス内容は?~第一回「面談」日決定。~「東京のスタバは狭い」と躊躇いもなく断言するご婦人。

末尾ルコ「母の話、まともな認識ができない人の話題」

5月28日(火)手術後70日目
転院35日目

この日午後、カフェで仕事していると、背後で二人の中年婦人が話をしている。
「高知のスタバって広くない?」(←今風のイントネーションで)
「そう?」
「東京のスタバ、狭いよ。この半分もないくらい」
「そう?」
・・・「東京のスタバ」って、このご婦人は東京のスタバが何店舗あると思っているのか。
東京には狭いスタバもあれば、広いスタバもあるというのが事実であって、「自分の行ったことがある東京のスタバ」が「東京にあるスタバすべての属性」とトンデモ勘違いをしているのですな、この婦人。
しかしこうしたトンデモ勘違いはスタバについてだけではなく、あらゆる話題で見られるのであって、とりわけ「知ったかぶりしたがる人間」によくあるパターンである。
例えば、「男って、そんなもん」とか「女って、そんなもん」とか簡単に言う人などもそれに当たるだろう。
とにかく、「知識もなく、ロクに考えもせず」の発言を平気でする人たちにはそれなりの報いが必要となるだろう。

・・・

5月27日は市役所へ母の身体障害者手帳を受け取りに行った。
今回は課を間違えなかったし(笑)、雨も降ってなかったので、さほどのストレスはなかった。
しかしあれですな、雨の日に傘を差して歩くって、距離が伸びるにつれて服は濡れる、靴の中に雨も入ると、人類はこのくらいの課題をまだ解決してないのである。
さらに言えば、雨の中、車から出る時には必ず濡れるんですけど。
このくらいの課題を解決できずにいて、何がノーベル賞だ、何がAIだ、憤っているのはわたしだけではあるまい。

で、身体障害者手帳なのだけれど、大まかに説明は聴いたが、母の現状にメリットのあるサービスはあまり見当たらなかった。
バスやタクシーの割引と言っても、使わないからね。
母の移動は原則息子の車であって、「ガソリン代割引」とか「自動車税免除」とか、そういうのがあれば大助かりなのだが。

・・・

5月27日には、作業療法士から「第1回面談」の打診を受けた。
A病院では入院患者に対し、退院までに数回「面談」の機会を持つことになっていて、患者、患者の家族、医師、看護師、療法士、ソーシャルワーカーが集い、「現状」と「今後のプラン」などについて話し合うことになっている。
そういうわけで、1回目の面談は、「6月10日」と決めた。
その日まで、母とも相談しながら、「現時点での課題」をできるだけ克服していきたい。

5月27日に床センサーを設置してからの母は、少なくとも28日昼までは実に優等生的態度だった。
これを続けてくれるだけでいいのだけれど。