●我が母、心臓バイパス手術後71日目~『うたコン』の由紀さおりとリトグリのコラボはどうだったか~患者の現状に合わせた音楽療法はあるのだろうか?

末尾ルコ「母の話、音楽と健康医療の話題」

5月29日(水)手術後71日目
転院36日目


そう言えば5月27日の夜の面会時間、わたしはまた母と勝負したのである。
その時の勝負は、
「じゃんけん5本勝負」
「サイコロ予知能力5本勝負」であって、
一応書いときますが、「予知能力」というのはシャレですから真に受けてはいけませんよ。
で、勝負の結果はと言いますと、「じゃんけん5本勝負」は3勝2敗で母の勝ち、そして「サイコロ予知能力5本勝負」は、母正解1、わたし正解0で母の勝ちだった。
別に入院中の母に気を利かせて勝ちを譲ったわけではないですよ。
真剣勝負でこの結果にありました。
それにしてもサイコロの目を当てる「「サイコロ予知能力勝負」、前にやった分を合わせると、わたし、15回サイコロを振って、一度も当たらない。
一回一回がそれぞれ6分の1の確率で、かなり難しいのは間違いないけれど、15回やって当たりゼロというのは普通なのだろうか。
などと言いつち、じゃんけんとかサイコロとかシンプルな遊びってなかなかおもしろいです。
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5月28日放送のNHK『うたコン』を母とともにリハビリ病棟の食堂で観たのであるが、出演者は山田涼介、LITTLE GLEE MONSTER(リトグリ)、由紀さおり、竹島宏、アンジュルムなどなどで、特におもしろかったのが、由紀さおりとリトグリの共演。
リトグリは言うまでもなく、その高い歌唱力やハモり技術で現在大人気の若手女性ヴォーカルグループだ。
リトグリのメンバーは概ね20歳くらいだから、由紀さおりとのコラボがどうなるか興味深かったけれど、結果、(由紀さおり、凄い!)という印象が強かった。
もちろんコラボの趣旨として、大大大先輩である由紀さおりをリトグリが「引き立てる」という構図はあらかじめ用意されていたのだろうが、そうしたことを考慮にいてても、由紀さおりの歌唱が際立って仕方なかったのだ。
声の艶が素晴らしいし、強弱の出し入れも惚れ惚れしてしまう。
若き日から大スターだった由紀さおりの歌唱は進化し続けているのではないか。

YBA192 あなたにとって② 由紀さおり (2019)190410 vL HD
https://www.youtube.com/watch?v=eAq4jnmXCm8

前の週の『うたコン』にはももいろクローバーZが出演していて、新曲の「The Diamond Four」を披露したのだけれど、これがまた凄いのですわ。
同曲を披露した『うたコン』の映像もステージの映像も今のところ見当たらないのが残念だが、ちょっと日本の芸能史の中でも空前の高みを更新し続けているとの確信を強くした。

【Momoclo MV】ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z)『The Diamond Four』MUSIC VIDEO
https://www.youtube.com/watch?v=f-mKBpNsuCU

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A病院では「音楽療法」というものにも取り組んでいて、5月29日の午前、食堂でそれらしきことをやっている様子を見かけた。
5~6人の患者が輪になって、音楽療法士とともに童謡を歌いながら、手を動かしたりと、少し見ただけなので全貌はわからないが、いわば保育園のお遊戯のような感じだった。
ただ、この時の内容であれば、わたしの母にはちょっとそぐわないと言うか、正直なところもっと刺激のある内容でないと乗ってくれないと思う。
決して上記の方法を悪いと言っているのではなくて、個々の患者の現状レベルに合わした方法論があればいいなと思うところだ。