末尾ルコ「母の話、健康医療の話題」

6月6日(木)手術後79日目
転院44日目

母の病室に「付き添い」という形で寝泊まりし出してからほぼ1週間が経つ。
いかに付き添いでも1日にだいたい3度は自宅へ帰る。
わたしのPCはLANケーブルなければ、自宅でしかネットへ繋げないし、他にもカフェへ行ったり、事務的な用事なども山ほどあるし、買い物もしなければならないしと、少ない時間でこれらのことをこなすのは大変で、いつもアッという間に時間が過ぎてしまう。
特に食事時間はものの見事に不定期となってしまい、とてもじゃないが何種類もテーブルへ並べて食べようという気にはならない。
いきおい食事内容はコンビニ商品中心となっており、スーパーの弁当や総菜さえも出番が少なくなっている。
野菜類は今、せいぜいが野菜ジュースやトマトジュース、豆乳で補ってるくらいになっている。
そんな中、たまに生野菜を食べるとグッと美味しく感じる。
例えば6月3日の朝食は、ローソンで買ったコロッケバーガー、焼きおにぎり、そして前日にスーパーで買っていたトマト2個。t
丸のままのトマトのヘタを下にして置き、フォークで割って、塩とマヨネーズで味をつけながら食べる。
切ったりする時間が惜しいからこうして食べたのだけれど、なかなかいい。
いっときは2個で400円ほどになっていたトマトだが、今は2個で150円程度で買えるのでお役立ちだ。
手軽に栄養が摂れて格安なものとしてはバナナもある。

少しお話は逸れるけれど、母の付き添いでわたしも「病室に住んでいる」という状況で、本も10冊以上持ち込んでいるし、ある程度自分に着替えも置いてあるが、普段はさほど存在感はないけれど、実は「無ければ困る」2通りのアイテムに気づかされた。
一つは、「痒み止め」だ。
母は入院療養中なので市販の薬は使うべきではないが、わたしもけっこうな頻度であちこちが痒くなるタイプだ。
だから自宅では1年中痒み止めを身近に置いているのだが、付き添いを始めた段階ではその必要性に気づいてなかった。
ところが6月5日の晩、左脚内側が痒くなった。
少なくとも今回母が入院中の各病棟内では蚊を見かけたことはないので他の原因だろうが、痒いと当然ながら睡眠を妨げられる。
(こんな時に痒み止めがなくてどうする・・・)とその夜は後悔先立たずだった。
もう一つは、「耳かき(耳ほり)」だ。
やはり耳の穴の中、時折痒くなるのですね。
そして耳の穴のなかほど、「特定のアイテム(耳かき)」がなければどうしようもない痒みも他にはなかなかない。
それ以来わたしのバッグの中にはひっそりと小さな耳かきが待機している。