●我が母、心臓バイパス手術後闘病記84日目~骨折に有効な超音波骨折治療法セーフスとは?~多忙な毎日に、バナナほど有効なフルーツが他にあろうか?

末尾ルコ「母の話、食の話題」

6月11日(火)手術後84日目
転院49日目

このところ1日1回20分ほど、母は「セーフス」という機械を不全骨折患部に当ててもらっている。
一見何をどうしているのか分からないのだが、看護師に尋ねてみると、「超音波で骨折をよくする機械です」という説明。
ネットで調べてみると、次のサイトで詳しく説明されていた。

骨折の治療期間を3〜4割早める「超音波骨折治療法」
https://www.senshiniryo.net/column_a/09/index.html

このサイトでの説明を抜粋・要約させていただくと次のようになる。

・セーフスは「超音波骨折治療法」と呼ばれている。
・微弱な超音波を1日1回20分間、骨折部に当てることで骨折治癒を促進する治療法。
・骨折の治癒時間を約4割短縮する効果が証明されている。
・日常的に内臓などの検査に利用されているのと同レベルの非常に低出力(30mW)の超音波。
・超音波を1秒間に1000回というパルス状にして照射する(普通の超音波が連続的なのに対し、パルス状では断続的になる)。

・・・

付き添いを始めてからのわたしの日常生活で難しいのがやはり食事であって、ゆっくり食べるなんていう気分にはとてもならず、ちゃちゃっと済ますことがほとんどだ。
これじゃあいけないけれど、今はこうするより他になく、こうしている中でできるだけ美味しく栄養バランスもよくという境地を目指しているが、目指せば徐々に近づいていくだろう。
目指さなければ、普通は近づくこともできない。
というわけで、ゆっくり食べる時間がない状態でまともに料理をする時間などあろうはずもなく、せいぜいがカップ麺のための湯沸かし、あるいはレンチンくらいのものである。
自然と食事はコンビニやスーパーで買ったものとなり、絶対的に不足する野菜類は、野菜ジュースや豆乳で補っていることは何度か書いている通りだ。
何度か飲んだ青汁ドリンクだが、さすがにしょっちゅう飲む気にはならない。
で、生野菜、生フルーツを食する機会はなかなか取れないのである。
要するに、切ったりする時間もなかなか取れないのですな。
少し前にトマト2個を買ってフォークで崩しながら塩やマヨネーズをつけながら食べたお話はしたけれど、そして美味しかったのだけれど、この食べ方も少し時間を食ってしまう。
そこで日常的に気軽に食べられるフルーツとしてわたしの中で大いに株が高騰しているのがバナナだ。

バナナ。
かつては高級食品だったこのフルーツ。
現在は5~6本付いていても100円弱で売られていることもある。
その生産方法についての問題点もいろいろ指摘されているが、多忙な日々の中、これほどお役立ちのフルーツは他にない。
なにせ手で皮を剥けばすぐに食べられる。
一本食べる時間もアッという間である(もちろんゆっくり食べてもいいのだが)。
案外カロリーも高くなくて、カリウムを始め、栄養は豊富でバランスも良い。
皮の外から見ても、食べ頃か否かすぐ分かるのもいい。
安い、多い、食べやすい、栄養豊富と、思えばバナバはとてつもないスーパーフルーツなのであった。