●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記104日目~病室での食事、『ツナわさびフランス 茎わさび入』、『カロリーメイト』。~『夜明けの祈り』の歌う修道女たち。

末尾ルコ「我が母、食と音楽の話題」

7月1日(月)手術後104日目
転院68日目

病室では早めに寝て、翌日の午前6時までには普通起床するパターンだ。
なのでラジオをつけ、午前6時から放送のNHK FM『古楽の楽しみ』をほぼ毎日つけている。
バロック音楽やキリスト教音楽などを流す番組なのだが、キリスト教における「歌」という存在に今更ながら強く興味を持っている。
あるいはキリスト教に留まらず、
「人間にとっての歌」というテーマだ。
映画『夜明けの祈り』で修道女たちが厳しい境遇の中、しかし讃美歌を歌っている姿が美しく印象的であることも興味を深めている。

なにせ食事にコンビニパンの出番が多く、少々辟易することも多いが、まあせっかくだからそれらパンについても書いていこうかなと。
例えば7月1日はローソンで買った『ツナわさびフランス 茎わさび入』を食べた。
製造者は株式会社オイシス伊丹工場とある。
このパンであるが、「ツナわさびフランス」と銘打たれているが、どこが「フランス」なのかよく分からない。
日本で売られている「フランス」が冠せられたパンの多くは、食感、あるいは形態が「バゲット(いわゆるフランスパン)風」であるものが多いが、このパンは丸っこいし、食感もコッペパンをやや硬くしたような感覚なのだ。
パンの中心部にツナや茎わさびを和えたようなものが入っていて、特にわさびの風味が好きな人にはいいかもしれないが、わたしは・・・もう買わないだろうなあ。

食べ物のお話しついでにもう一つ。
とにかく今は、「食事に費やす時間が無い、お金が無い」という状況で、あ、お金が無いのはいまだけじゃないですが、「安く、早く食べられる食品」が圧倒的中心となっている。
そうした時節にいささか便利なのが、ローソンで売っている

「ばくだんおにぎり」だ。

すべてのローソン店舗が同様なのかは知らないが、わたしがよく行く最寄りのローソンで「ばくだんおにぎり」は店内製造とされており、確かに工場から運ばれてくるおにぎりよりもご飯に炊き立て感が強い。
「ばくだんおにぎり」は今のわたしにとって、「すぐに食べられる」「量が多い」「(特に卵焼き入り)は蛋白質がある程度確保できる」といったメリットがある。

そう言えば最近久々に『カロリーメイト』を食べた。
『カロリーメイト』がいまだにしっかり販売されているのも驚きだが、味も発売開始以来変わってないのも驚きだ。
いや、わたしは食の、そして『カロリーメイト』の専門家ではないから、本当に変わっていないのか、変わっているとすればどのくらいかなど詳しいことは分からない。
わたしが食べた感覚として、「変わってない」というお話だ。
『カロリーメイト』の場合、発売当初からとても「美味しい」と言える代物ではなかったことが逆に、(こういうものを敢えて食べたのだから、何か体にいいことあるかも)感を持たせる要因となっているのではないか。
あの見た目、あのやたらぎっしり詰まった感、あの硬さ、そしてパサパサ感・・・今日びメジャーな市販食品で他にこういうの、見当たらない。
食べていると何となく、何かの「プロ」になった感覚持てるでしょう。