●わたしは、ウィリアム・カット出演作を3年連続映画館で観ていた。その3

末尾ルコ「映画の話題で、知性と感性を磨くレッスン」

しかしウィリアム・カット主演の『ファースト・ラブ』まで映画館で観るかね、と思ってしまうが、当時のわたしは何でもかんでも映画館へ行っていたのである。
『ビッグ・ウェンズデー』はジャン・マイケル・ビンセントとゲイリー・ビジーの3人がサーファーを演じるのだけれど、大波の撮影は息を呑むほど凄かった。
日本ではこの映画、テレビCMで「男でも、泣く」のコピーをつけてかなり宣伝していたのでヒットもしたのだと思う。
ただ日本公開版、エンディングで「日本の歌手の歌」を使用したのですよ。
これはもうひと言、「酷かった!」に尽きました。
起用された歌手と所属事務所以外、普通誰も喜ばないですわな。