末尾ルコ「母の話、健康医療の話題」

8月2日(金)手術後136日目
転院100日目

8月1日は1回目の面談だった。
A病院のリハビリ病棟は退院までに何度か患者、その家族、医師、リハビリ担当者、看護師、ソーシャルワーカーというメンバーで面談の機会を持ち、「現状」や「今後の方針」などについて話し合うことになっている。
これはもちろん前にも書いているが、初めてリハビリ病棟へ来た時にもすぐに面談の予定が組まれ、それは6月10日だったけれど、これまたご存じのように、5月30日の転倒→大転子部不全骨折により面談そのものがお流れとなった。
そうしたことを経ての初めての面談となったわけだ。

面談参加者は、担当医、担当理学療法士、看護師、ソーシャルワーカー、そして母とわたしだ。
実は数日前に担当理学療法士がこの回の面談内容をおおまかに話してくれていた。
聴いてなければ、(どんなことを言われるのだろう)と少々緊張していたことだろうが、話してくれてとても助かった。

面談の内容はだいたい次の通りだった。

〇大転子部不全骨折の回復、圧迫骨折の回復ともに順調で、内科的にも特に問題はない。
〇9月末までの退院を目標にリハビリを進める。
〇8月末か9月初めに、リハビリ担当者とソーシャルワーカーによる家庭訪問を予定している。
〇退院後のデイサービスなどの利用可能性。

など。

退院が9月末くらいとなれば、入院期間は半年+半月の長きに渡る計算となるが、もうこうなれば腹を括って、「できる限り動ける体」になるまでじっくり取り組んでいただきたいと思っている。

8月1日は5月30日の大転子部不全骨折から約2カ月、

「全荷重の許可」が出た日ともなった。

「全荷重の許可」、つまり左右両脚とも、普通に体重をかけてよいという状況である。
この時点を目標にしていたわけではないし、そもそも骨折以前は「全荷重が普通」だったので、ようやくスタートラインへ戻ったということに、冷静に考えればなるけれど、大転子部不全骨折を起こしてからしばらくは、(ひょっとしたら寝たきりになる)と、検索した医療情報の多くはその強い可能性を示唆していたから、ここで感銘を受けていてはいけないけれど、いささかの感銘はある。

さっそくこの日から「歩く」練習も始めた。
もともと痛みのある右膝にサポーターを装着してもらい、まず平行棒の間を歩く。
2本の棒の間で十分スムーズに歩ける。
歩行器も試してもらえた。
短い距離だが、これも無理なく歩ける。