末尾ルコ「母の話、メディアの話題」

8月8日(木)手術後142日目
転院106日目

付き添いで泊まり込みで病院にいると、これはもちろん入院患者の方々も同様なのだろうが、24時間の病院全体の動きが体感できるところが興味深い。
多くの会社や事業所などは、「営業時間外」は原則「動き」を止めるのだが、病院は24時間、そして1年中動きを止めるわけにはいかないのである。
それは知識としては当然知っていても、「その場」にいると実感として理解できてくる。
(ああ、これが病院というものか)という実感を持てるのだ。
特に現在お世話になっているA病院はリハビリ病棟を含む総合病院で、医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、掃除担当者、ソーシャルワーカー、医療事務、警備員など多くの人たちが働いているから全体の動きがダイナミックだ。
理学療法士、作業療法士だけでも百数十人を擁しているのである。
これら働く人たちの中で、看護師と介護士福祉士の多くは日勤、夜勤と24時間フルに回転しており、病院によって勤務体制は異なるのだろうが、日勤の中でもさらに早出や遅出など出勤体制にバラエティがある。
そして言うまでもないが、仕事のすべてが「命を預かる」ものである点、極めて特殊にして特別な仕事だとあらためて感じている。

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小泉進次郎と滝川クリステルの結婚がアナウンスされた日は8月7日だっけ。
ちょっとテレビをつけたら民放はこの話題で上へ下への大騒ぎで、まあここまで騒がなくていいよとか、しかしこれはこの件だけではない問題なのでどうしようもないですな。
リハビリ病棟でも療法士の一部がこの話題を患者に振っている様子が見受けられたが、まあだいたい「メジャー」と思われている話題を振ることが多いわけです。
理学・作業療法士が一人の患者に対してリハビリをしている時間、まあ1時間とか40分とか、時に1時間20分とかあるのだけれど、運動ばかりさせるわけにはいかないので、「会話(対話)」を交えて進めるのだが、これが非常に重要で、しかも個人差ができてしまう時間なのである。
この件はとても重要で、わたしはもちろん「言葉」に関しての運動をライフワークとしているからとても興味があるわけで、今後も継続してお話していきたい。

ところでその小泉進次郎と滝川クリステルの結婚の話題を振っていた療法士さん、話の中で、「あれ、滝川クリステルって何するひとなんだっけ。女優だったかねえ。まあ女優みたいな人やない」と適当なことを言っていたけれど、彼女を女優だと思っている人けっこういるんですかね。
まあ「ハーフキャスター」はクリステルの後に柳の下とばかり多く出ているけれど、「売れっ子」は彼女だけで、上手くやってるなあという感は強いが。