末尾ルコ「母の話、音楽の話題」

8月31日(土)手術後165日目
転院129日目 

現在母とわたしは30曲以上課題曲を選んで練習している。
この前その中のユーミン作品を3曲紹介させていただいたけれど、

「守ってあげたい」
「Woman」
「ひこうき雲」

「ひこうき雲」って讃美歌のように聴こえますね。

さて現在特に熱を入れて練習しているのが、

あいみょん「マリーゴールド」
米津玄師「Lemon」

言わずと知れた2018年の大ヒット曲だが、なぜこの歌を選んだのか。
いろいろな理由があって、そして思った以上の効果があるのですな。

もちろん昨年からの大ヒット曲なので、10代~30代の人たちが「マリーゴールド」と「Lemon」を聴いたり口ずさんだりするのは「普通」だろう。
しかし通常80歳以上の人がこの2曲を知り、あまつさえ口ずさむのは「普通ではない」。
ですよね、普通(笑)。
この「普通ではない」のがいいのである。
「何でも普通でないのがいい」と主張しているわけではありませんよ。
ケースバイケースなのですが、

「人口に膾炙した最新のヒット曲を歌う」

は、ご高齢の方々、最新のヒット曲とはさほど縁のなかった方々の人生にとってもとても効果的な行いだと思います。
しかしヒット曲といっても昨今は本当に人口に膾炙する歌は滅多にないですね。
乃木坂何とかがレコード大賞獲ったからって、その曲のサビを誰も(に近い人たち)が歌えるわけではないですね。
ま、アンケートを採ったわけではないので、「絶対に」とは言いませんが。
少なくともわたしは歌えません、乃木坂がレコード大賞を獲った曲のサビとか。
でもけっこういるんでしょうね、中高年で乃木坂の曲を歌える人たちって。

それはさて置き、あいみょんの「マリーゴールド」と米津玄師の「Lemon」の2曲はここ数年の国内ヒット曲では格好の歌だと思います。
まず、どちらの歌もインパクトあるほぼニューフェイスが突如現れた「イメージ」を持っているということ。
特に「あいみょん」という名前はインパクト絶大です。
わたしも昨年カフェの若い女性スタッフからこの名を初めて聞いた時、(え?あいみょん?何、それ???)と思いましたから。
米津玄師という名前は音的にもおもしろいけれど、それ以上に「漢字の字面」がいいですね。
「果心居士」とか、そんな感じがあるでしょう。
ほら、並べてみると、

米津玄師
果心居士

何となくね(笑)。

果心居士って知ってます。
「かしんこじ」と読みまして、室町時代の幻術士とされている。
司馬遼太郎などの小説の題材にもなっているけれど、実在したかどうかは必ずしも定かではないという。(多分続く)