●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌7日目~『ジョーカー』をすぐに鑑賞したケアマネさん、すぐにベッドトラブルに対応~半年以上ぶりに母、料理の手伝いを。

10月9日(水)手術後204日目
退院後10日目

10月8日の朝は介護ベッドにちょっとしたトラブルがあって、(どうしようかな)と思案したが、自分ではどうすることもできずにケアマネさんへ電話。
「安く貸してくれているところなのですぐ交感までしてくれるかどうかは分からないが」という前提を置いたがすぐ会社へ連絡してくれ、「今日の午後4~5時の間に交換してくれるそうです」とのこと。
このケアマネさん、今のところマメによくやってくれていて、(今後もやってもらおう)という感じになってきている。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』も『ジョーカー』も公開直後にすぐに観ているし。
子どもさんが二人おられ(何歳かは知りませんが)、しかもケアマネの仕事をしながらフットワーク軽く映画館へ直行するとは、高知にはなかなかいないタイプだ。
さらに「ロマン・ポランスキーが好き」とも言っている。

この日午前は母とA病院へ行き、多目的スペースで勉強し、歩行訓練も行った。
A病院でお世話になった多くの人たちとまめに再開するのも大切な時間だ、母にとっても、わたしにとっても。

そしてこの日、介護用具会社の人が来てくれた後、半年以上ぶりに母に家事を手伝ってもらった。
本当に久しぶりのことだから、やってもらうわたしも緊張したが、「水菜と人参切り」である。
母はさほど料理は得意ではないが、野菜を切るのはもともと「好き」と言う。
この日の夕食のコンソメスープに入れるべく、人参2本と水菜一束を切ってもらった。
もちろんわたしは作業中の母の横でいつでも支えられる状態で待機している。
包丁を使っている最中にふらついたら大変だし、指などを切ってしまっても大変だ。
しかし母は得意の「野菜切り」を手早くどんどんやっていく。
アッという間に作業は終了。
この分ならこれから家事など徐々に手伝ってもらえそうだ。
と言いますか、本人はいろいろやりたくてうずうずしている。
「やる気」と「上半身の力」は有り余っていて、下半身だけがまだ覚束ないだけなのだ。
下半身も使う作業の練習を徐々にやりながら、上半身だけを使う作業はできるだけやってもらうというのもいいかもしれない。
そう言えばデイケアでやらせてもらっている作業の一つに、「もつれた紐を解く」というのがある。
母はそういう作業も得意でアッという間に片づけてしまうけれど、家には現実にできる家事も探せばもっともっとあるはずで、それを探すのはわたしの感覚の刺激にもなりそう。

「感覚の刺激」・・・とても大切です。