●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌12日目~市販の風邪薬は効くのか効かないのか、わたしには『新ルルA錠』が効いた(と思う)が。~映画『ロープ 戦場の生命線』、その断崖。

末尾ルコ「母の話、介護福祉、映画の話題」

10月12日(土)手術後207日目
退院後13日目

10月10日にイオン高知へ母と行ったときにわたしが風邪気味になったというお話はしたけれど、市販の風邪薬を飲んですぐに回復した。
件の風邪薬とは第一三共ヘルスケア株式会社の『新ルルA錠』である。
わたしはもちろん第一三共ヘルスケア株式会社の社員でもなければ宣伝のためのリベートをいただいているわけでもない。
(こりゃ、ヤバいなあ)という風邪罹患寸前の状態だったのが、『新ルルA錠』を飲むと20分ほどで回復した。
こんなことってあるのだろうか。
しかしあったのである。

市販の薬全般については今回母の付き添いをしていた時期に何度となく看護師にその効果に関して尋ねてみた。
彼女ら(尋ねた看護師がたまたま全員女性だった)は一様に、「(市販の薬なんて)効くわけないですよ~!」と一笑に伏した。
まるで問題外というニュアンスである。
「安くても高くても(市販の薬なんて)効きませんよ~」とも言った。
それはそれで理に適っているとは思うし、飲んでも飲まなくても変わらない・・・といった経験の方が多いのも確かな印象だ。
しかし風邪薬に関しては『新ルルA錠』よりも安いやつでも風邪のひき初めには効くことが多い。
これはプラシーボ効果かそれとも本当に効いているのか興味があるところではある。
逆に言えば病院の薬でも、例えば下剤プルセニド。
退院後も便秘傾向の母に何度となく使用したけれど、初めて使用した頃のようには効かなくなった。
最初の頃は記事でもお話したように、「服用後の翌日午後にお通じ」という感じで何度か効いたけれど、このところそういうパターンはまるでない。
何のためにプルセニドを服用しているか分からない状況で、やや頭が痛いのである。

さて母が退院して全体的にはとても充実した毎日を送っているが、「大変さ」や「不安」も山ほどある。
その筆頭の一つが予想通り「食事」であって、この件については今後繰り返しお話していくことになります。
大変です、ホント・・・。

・・・

『ロープ 戦場の生命線』という映画がなかなかおもしろくて、脚本・監督はフェルナンド・レオン・デ・アラノアで、出演がベニチオ・デル・トロ、オルガ・キュリレンコ、ティム・ロビンス、メラニー・ティエリーと大好物の方々である。
舞台はユーゴスラビア紛争停戦直後の「バルカン半島のどこか」という設定だが、ロケがまた素晴らしく、断崖の道々を通らざるを得ない車が戦争や人生の退路を断たれている感覚を呼び覚ましてくれるだけでなく、スペクタクルとしても観応え抜群だ。