末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉、そして映画の話題」

10月22日(火)手術後217日目
退院後23日目

退院当初と比べるとかなりスムースになってきた母の自宅生活だが、油断など一切できるわけがない。
84歳、毎日の日常生活のすべてに警戒が必要な年齢に達しているのはよく分かっている。
にしても、「84歳」、凄いことだとあらためて思う。
毎日の報道に接しても、屈強な男性元スポーツ選手なども早く亡くなってしまう方も少なからずいらっしゃるし、社会的・経済的に大成功を収め、いくらでも最先端治療を受けられる立場にいる方々の中にも早くも亡くなってしまう場合も少なからずある。
そうしたことを考えれば、あれだけの重症で会った母がこうしてこの10月、「歌の会」にまで復帰できたこと自体奇跡だ。

さて少し遡って10月17~18日のことだが、母退院後3週間くらいの時期ですね。
この2日間ほど、わたしすごい疲労感に苛まれたのです。
そりゃあ疲れも蓄積しているよっていう時期であり、ちょっと病的なほどの疲労感だった。
こんな時って、本当に体が動きませんね。
(これが続いたらヤバいなあ・・・)と少し不安になったけれど、一晩ゆっくり眠り、食事も普段より多めに摂ってみたら、徐々に回復してきているのが自分でも分かった。
で、回復して今に至っているのです。
何らかの病気でない場合は、疲労感には睡眠と栄養が一番の有効打なのかなとあらためて思った次第。
でもホント、(疲れたなあ~)という程度と「体を動かすのも難しいほどの疲労感」はまったく別種の症状ですね。
後者の場合はできるだけ早く手を打った方がいい。
続くと大病の基になるのは確実なんだと思います。

10月の終盤の母は、退院後受診が4回もあるんです。
4回とも緊張するけれど、こうして外来で受診できるのも有難いと思わないといけないですね。
4回というのは、心臓血管外科、内科、整形外科、そして脳神経外科です。
特に心臓血管外科と脳神経外科は緊張します。
が、大きな症状を起こしてからでは「即刻終わり」の可能性もあるわけで、できる限り「先手」を打つ方針で行きましょう。

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阪本順治監督の『エルネスト もう一人のゲバラ』が予想以上のおもしろかったわけで、阪本順治監督なのだから普通に(おもしろいだろうな)と予想できるのだけれど、キューバ革命を扱っていてどうなのだろうなと思ったというのはあった。
ところが作品は、ボリビアにおいてチェ・ゲバラ指揮下で革命戦争に参加し、25歳で命を落としたフレディ・マエムラの生涯を丹精に描き、違和感なく鑑賞できる。

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『雪の轍』、観てます?いいですよお~、なにせ「映画」だから。http://unzip.jp/pickup/wadachi/