●我が母、心臓バイパス手術後、大転子部不全骨折後闘病記&退院後日誌47日~ケアマネさんがわたしに「話したかったこと」とは?~日常会話術講義「相手に語ってもらうこと」の重要性。

末男ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、日常会話術、映画の話題」

11月15日(金)手術後241日目
退院後47日目

ケアマネさん、母退院後2度目の家庭訪問についてお話を続けましょう。
ケアマネさん、ひとしきり介護のお話をした後、わたしが映画の話題を振ると、「実はルコさん(←活動名 笑。彼女はわたしを本名の苗字に「さん」をつけて呼びます。普通ですね。ちなみにわたしは地元では多く「アルベール」と呼ばれています)に話したかったことがあるんです」と。
いやその前にわたしがケアマネさんに振った映画の話題とは母と共に『ジョーカー』を鑑賞したという話で、このケアマネさんも既に観ていたのは以前の家庭訪問時に聴いていた。
いやいやその前に、本来自宅での介護状況などをモニタリングしに来るケアマネの家庭訪問時になぜわたしが映画の話題を振ったのか、そう、別にそんな必要ないわけなのですが。
それはもちろんわたしが映画の話題好きだし、彼女もなかなか映画を観ている、しかも現在進行形で映画を愛している人だと分かっているし、何よりもこの人の今までの動きを観ていると、どうやら誠実に仕事をしてくれるケアマネさんだと分かって来たし、そうとなればわたしは彼女が絶対に望んでいるはずであろう映画の話をしないわけにはいかない。
と言いますか、わたしは多く、「相手のしたい話題をする」のですね、日常的にも。
もちろんわたしは人一倍「言いたいこと」がある人間ですが、同時に毎日の生活の中では人一倍、(せっかくこうして会話しているのだから、相手に少しでもこの時間を愉しんでもらいたい)というサービス精神と言いますか、そういうのがとても強くあるんです。
どんな人でもまずほとんど、(語りたい)という欲求を持っているものなのですよね。
だから「語っていただく・話していただく」というだけでも相手にとって実に貴重な時間となるし、多くは聴く側にとっても充実した時間となる。
ただですね、一人悦に入ってやたらベラベラベラベラ喋り続ける人も多くいる。
そういうタイプは、一度そんな喋りを目の当たりにしたら、その後は正直、会うことも敬遠してしまいます。
ま、そういう人間関係の中の、社会生活の中の「会話の重要性」などについてはいつもメルマガ(有料)でお伝えしていますし、当ブログでも今後もどんどん取り上げていきます。

で、件のケアマネさんがわたしに「話したかったこと」というのが何だったかと言えば、

「わたし、ナタリー・ウッドのファンなんです」と。
これには少し驚きました(笑)。