末尾ルコ「母の話、健康医療・介護福祉の話題、映画の話題」

●12月10日(火)手術後266日目
退院後71日目

さてさて『女囚701号 さそり』は予想以上におもしろかったぞなもし。
梶芽衣子って、とても美人さんぞなも。
わたしは梶芽衣子の『女囚さそり』シリーズ、初めて観たぞなもし。
知ってはいたけれど観る機会はなかったと言うか、知ってはいたけれどほとんど観るつもりなかったと言うか。
まあそれは積極的に「映画ファン」を自認しているクールガイ(笑)としては不徳の至りなのだが、新作映画も続々製作背れている中、古い映画を大いにリスペクトはしていても、どういう配分で鑑賞するのはいつだって大きなテーマなのです。
『女囚さそり』シリーズは園子温監督『愛のむきだし』の中でワクワクするような引用をされていたのを観てからずっと鑑賞したかった。
『女囚701号 さそり』は、汗臭いエロスと(おもしろがらせよう!)という様々な低予算アイディアが嬉しくなる映画だった。

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このところセラピスト(理学・作業療法士)さんたちや介護関係の方たちのツイッターなどでの発信を見ることも多いけれど、その中には20代でかなりのフォロワーを持っている人たちもいるけれど、その一部は少々危なっかしい考えを持っていますな。
明らかに「若気の至り」という印象で何もかもあっさりと「肯定」あるいは「否定」してしまう。
要するに、(世の中には黒と白しかないと)思い込んでいるとしか思えない書き方なのです。
まあご存じのように炎上狙いのブロガーとか、人間社会の複雑なニュアンスの理解できない手合いの方々はいかにも分かったように黒か白か区分けして断罪した風を装い、またそうした言説は分かりやすいですからストレスの溜まった人たちにウケたりするけれど、人間の人生の中で大切にすべきは黒とも白とも断定できないグレーゾーン・・・だけでなく、無数の微妙な、時に名のつけようもない色調なのですね。
ここでは若い人の例を挙げましたが、年取ってても安易に人を、あるいは従来の制度や考えを断罪する人はダメです。
介護関係の若い人、ここでは特に一部ツイッターなどで積極的に発信している方についてのことなんですが、どうも高齢者に対する意識が敵対的な傾向が見られて残念です。
それとこれもネット発信で注目を浴びたい人たちのかなりに共通してますが、「言葉が汚い」。
軽々に「クズ」とか「ゴミ」とか、まあ他にもいろいろありますが、軽々に使っている人たちの「意見」をまともに受け入れるべきではありません。